ツーリングライダーのための宿泊施設バイクステーション。
日本最北端のバイクステーション稚内では、キャンプ場を併設。

バイクステーション稚内 ブログ
住 所
北海道稚内市声問4丁目27-4
TEL
0162-26-2167 (お問い合わせ専用)
営業期間
7月1日 ~ 9月30日
アクセス
国道238号沿い、潮見5交差点より東へ7km
稚内空港への交差点角 [MAP]

利尻島うにうにフェスティバル(1)

2024/08/22 カテゴリ:

バイクステーション稚内の安福です。
「うにうにフェスティバル」・・・。
ノリのいいネーミングに惹かれて、8/11(山の日)に利尻島に渡りました。

稚内から利尻島まではフェリーですが、バイクで行くとなると要注意!当日窓口にて先着10台程しか乗れません。
AM5:30発売開始の10分前に並んで残り2枠・・・。皆さん早起きですね。

今回の相棒はこちら。

収納が大きく小回りが利くのと、何よりフェリー料金が安く付きます。
稚内~利尻までのオートバイのみ(旅客は別)の運賃が2024年8月現在で、

~125cc:3810円
~750cc:5710円
750cc~:7590円

となっています。ちなみに旅客の2等自由席が2990円です。
2等でも船内は快適。

 

1時間40分で利尻島の鴛泊(おしどまり)港に到着。

ここで少し利尻島についてご説明を。
稚内から見て西の海上にある、上から見るとほぼ円い形をした火山島です。
昆布やウニで有名なのは皆さんご存じですよね。
アイヌ語のリ・シㇼ(高い山)の名前の通り、中央に日本百名山にも数えられる利尻富士がそびえています。

鴛泊港は島を時計に見立てると、てっぺんの12時の位置。祭りの会場はそこから5分ほどの所です。
祭り開始が昼からなので、時計回りに南下しつつ、観光スポットを見て回る事に。
まずは港の横にあるペシ岬展望台に登ってみました。

うーん、眺めは最高だけど天気がイマイチ。残念。
続いて、姫沼に到着。

野鳥を見ながら散策できるように散歩道が用意されています。
運が良ければ天然記念物のクマゲラ(大型のキツツキ)にも出会えるそう。
一周20分程と気軽に回れるので、当日は子供連れの方を多く見かけました。
利尻富士の湧水を使ったコーヒーも販売しており、ちょっと一息つくにもオススメ。

そろそろお昼なので、一旦引き返してうにうにフェスティバルの会場に。
和太鼓の演奏から祭りがスタート。

お祭りとあって焼きそばやポテトなんかのブースも出ていましたが、やはりコレ。

ウニの食べ比べ!
左のトゲを取ってあるのが焼きウニ、右のトゲトゲが生ウニです。
それぞれ「焼のな」「活のな」という名前で売られていました。北海道ではトゲの長いウニをノナ、短いウニをガンゼと呼びます。ノナはアイヌ語、ガンゼは平安時代の古語が由来だそうです。
で、実食・・・。

磯の香りと濃厚な旨みが口いっぱいに広がります。さすが利尻の昆布をタップリ食べて育ったウニ。これだけでも島に渡った甲斐がありました。
お値段は驚異の1個500円ッ!さすがフェスティバル!
さて、祭りのメインは「ウニ食い大会」です。
大会と言っても勝ち負けはなし。
司会にめちゃめちゃイジられながら、ひたすらウニを食べます。
海外からの参加者も。

まだまだ続きますが一旦退場。本日の宿の手配に向かいます。
今日泊まるのがこちら。

大自然を満喫出来るプリミティヴなお宿。(←旅費削減)
お世話になるのは「利尻島ファミリーキャンプ場ゆーに」さんです。
静かな森の中ながらコンビニも近く、何より歩いて2分の所に温泉がありオススメ。
当日は3連休とあってテントサイトも大盛況です。早めに来てよかった。
祭りは夜8時までなので、再び時計回りに南下。
観音岩

観音というより、某サイヤ人の王子?
オタトマリ沼

ここの景色は一見の価値あり!です。
手前から奥にかけて、
草原と立木→湖→小高い山→利尻富士
と、景色が箱庭のように配置されていて、作ったんじゃないの?と疑ってしまう位の絶景。
ここから見た利尻富士が、あの銘菓「白い恋人」のパッケージのイラストになっているそう。
残念ながら利尻富士は雲に隠れていましたが・・・。
名物?の熊笹アイス。熊笹って聞くと食べにくそうですが、ほんのりとした風味だけで以外と爽やか。

ジーッという控え目なセミの声の中、湖の周りを一周してみます。

ところで、利尻島には一匹もクマがいません。
うにうにフェスからのくまくまフェス!は無いので、安心して散策できます。
シカ、キツネ、ヘビ等の爬虫類、もいないんです。女性や家族連れのキャンパーが多いのも納得。
カモを発見。

さっきからの声の正体。コエゾゼミというレアな種類です。

ついつい長居しそうになりましたが、次の目的地を目指します。
南浜湿原に到着。島をほぼ半周しました。

湿地帯の中の小道を進んでいきます。
シダとエゾマツが生い茂って古代の森のよう。ジュラシックパークを日本で作ったらきっとこんな雰囲気。

ミズバショウ、ツルコケモモなど100種以上の植物が分布しているそう。
湿原全体が天然記念物に指定されています。

時刻は夕方になりました。うにうにフェスティバルの会場に戻ります。
ちょうどビンゴ大会の最中でした。
一等3名は現金つかみ取り!皆さん真剣、司会は又それをイジる。

フェスティバルも終了したので、キャンプ場に。
本当なら星でも眺めたい所ですが(利尻は道内屈指の夜の暗さで、天体観測スポットとしても有名)、あいにくの曇り空。温泉でサッパリして、早々に横になります。
天気さえ良ければ最高だったな、などと考えながら眠りに落ちたのですが、今思えばそれは次の日の前フリ?だったのです。(続く)

PAGE TOP